住宅ローンについてのお話です。
2022/11/28
今日は住宅ローンについてお話します。
単純に家全体の年収が500万円あれば審査基準では5000万円くらいまでは借りることが可能と審査はでます。
しかし。そこまで借りると返済が多くなるので、子供の学費や老後の貯えや、
家のリフォーム時の工事費などの捻出が厳しい状態になるはずです。
収入に対して返済が比較的楽な返済を考慮すると、返済負担率は20~25パーセントが理想と考えます。
ただし、10年固定とか変動金利では金利の変化で返済額が変わるので注意が必要です。
ここ20年以上は金利の変化が少なくデフレで来ているので変動金利の安いローンを組んだ方は大正解という結果です。
今年は金利が上昇している中、建設資材が2年前から高騰しているので、直したい方、建てたい方には不利な時期です。
銀行融資は10年固定で1パーセントを切っています。更に借入金額に対する保証料(保証人の代わりとして支払うもの)
は100万円に対して数百円という破格値です。私が新築で2500万円借りた時は100万円に対して1.2万円支払いました。
この差は何???って思いました。そのくらい住宅資金は優遇されています。
10年後の金利変動は心配ですが銀行はもうからないと思います。
10年後の借り替えの時、金利上昇で敵を取られるかもしれない!という方もいます。
長期固定金利で知られているのがフラット35です。私もこれを借りました。
11月の金利はフラット35Sで1.444%です。これは銀行より高いですが35年なので安心です。
今年10月から省エネ性能が高くて維持保全を考慮した建物は金利が10年間0.5%下がる優遇措置ができました。
ZEH住宅で長期優良住宅の認定を受ければ0.5%下がります。
ZEH仕様にすれば断熱性能が上がり、太陽光発電も付けるので工事費は上がります。
しかしこれは住んでからはランニングコストが掛からないので、光熱費分を考えて借り入れ額を増やしても返済に回すことができます。
国はCO2削減で省エネ住宅の復旧に力を入れています。リフォームでも補助金がいろんな場所から出ています。
使うには縛りがいろいろあり使いずらいのがネックですが・・・・・
ZEH仕様になると家じゅうが暖かく寒いと感じることが無くなるのでヒートショックが無くて体にも健康的です。
2年前に建てたお家は昨年は70,000円の黒字でした。今年分は12月に分かります。
もう一つの長期優良住宅ですが、これを取得するには構造計算書を付けたり、保全管理の仕方を明記したりする必要があります。
昨年までは構造計算書は不要でしたが、今年の4月から判断基準が変わり必要となりました。
取得するのに基礎構造計算による設計、木造部分の構造計算による木材量の割り増し、耐震強度3の為の強度が必要など
工事費用に大きく負担が増えることがあります。
長年にわたり安心して住めるとしての御墨付にもなりますが、金利の優遇とどちらが良いのか???と頭の回転が良い人は思うはずです。
この動きは車のローンに残価設定型ローンというものが出て使う人がふえていますが、
その流れと同じことを家にも使うという発想が根底にあります。
長期優良で100年住宅とか200年住宅とか言い始めていますが、実際同じ人が住み続けるでしょうか???
子供さんがそこにいるでしょうか???世界中が繋がる世の中になればなるほど住み続ける方は減るはずです。
日本の先祖からの家を守る風習は薄れていくはずですし、現実にそうなりつつあります。
そこで空き家を放置するのでなく、残クレ住宅にすることで空き家の価格を適切に表示できるメリットがあります。
中古住宅の価格を分かりやすくして、次に買って住む方に安心できる制度で建てた家を提供することができます。
自然素材や木資材は伐採により地球環境を悪くする事に繋がっています。建てては壊して造り替えるのでなく、
中古住宅を住む人が変わりながら長く使い切るSDGSの考え方を広めていく動きとしての始まりです。
使われている木材は100年以上の樹齢が当たり前です。100年以上家を使わないと地球の資源は追いつかないことになります。
弊社が始めた エレルギー自給率100%を目指す。電気を買わない家造り もこの考えに賛同して始めることにしました。
皆様に体験してもらえる場所を早く造りたいとは思っていますが、ご興味のある方は御連絡下さい。
よろしくお願いいたします。