全館空調の電気代はどれくらい?冬は高くなるのかご紹介!
2023/10/04
最近、電気料金の高騰が注目されており、多くの家庭がその影響を感じています。
そのため特に、全館空調システムを持つご家庭は、電力料金が増加しているのではないかと心配する方も多いと思います。
冷え込む冬場は設定温度も高くなるため、全館空調の電気代がどれくらいかかるのか気になりますよね。
今回は、全館空調の冬場の電気代について、その電気代を抑えるためのポイントについてご紹介します。
□全館空調の冬場の電気代はどのくらい?
全館空調を導入すると、家の中が常に快適な温度を保てます。
そのため、電気代がとても高くなるのではないかと心配する方も多いですが、実際にはそうではありません。
全館空調の電気代は、一般的なエアコンと比べても、それほど高くないというのが実情です。
ここでは、設定温度が高くなる冬場の電気代について解説します。
関西電力エリアでの全館空調の冬場の電気代は、平均で3万円程度です。
また、太陽光発電の自家消費を考慮すると、実際の電気代は月に2万5000円程度になります。
最近は電気料金が大幅に値上がりしていることから、全館空調と太陽光発電を組み合わせると電気代の影響が多少抑えられます。
快適性と省エネの観点から効果的でおすすめです。
□全館空調の電気代を抑えるためのポイントをご紹介!
1つ目は、ダクトの抵抗を減少させることです。
全館空調は、ダクト式の空調システムを採用しています。
ダクトに余分な抵抗がかかると空調の効率が悪くなり、結果的に電気代が高くなってしまいます。
弊社は室内に回る暖気はダクトレスで1階床下と2階床下を繋いで暖房しています。
まるで床暖房のように床面が暖かいので、足首の熱感知部分に効果的なシステムで顔から上が暑くならなく家中が同じ温度で保てます。
全館空調を導入するとダクトの本数が多くなりやすいため、配管経路についてはあらかじめハウスメーカーと相談し、確認しましょう。
そして、室内空気循環にダクトを使うハウスメーカーはダクト内部でほこりやダニが増え、汚れた空気を家の中に循環させるのでお勧めではありません。
そうゆうお話が出たら要注意です。
2つ目は、室内の気密性と断熱性を確保することです。
家の気密性や断熱性が高いと、室温を一定に維持でき、空調の効率が向上します。
特に、全館空調を導入する際には、これらの性能をしっかりと確保することが重要です。
3つ目は、風量設定を自動にすることです。
電気代を節約するために風量設定を弱風にする方も多いと思います。
しかし、設定温度に達するまでの時間が多くかかるため、室内の温度を効率的に保てなくなる可能性があります。
風量設定を自動にして効率的な風量で運転し、電気代の節約につなげましょう。
□まとめ
全館空調の冬場の電気代は、一般的にはそれほど高くないと言えます。
特に、太陽光発電を併用することで、電気代の負担を軽減できるため、全館空調に加えて太陽光発電の導入も検討してみてはいかがでしょうか。
電気代は1段目、2段目、3段目と使うKW数によって電気代単価が上がる価格設定になっています。
自家消費電力を増やすと、電気代の一番高い3段目消費電力を下げることで電気代の低額に繋がります。
また、電気代をさらに節約するためのポイントを押さえて、効率的な運転を心がけることも大切です。