太陽光発電に理想の屋根とは?
2023/05/31
太陽光パネルを設置する際に、太陽から直進する「直達日射」の日射角度だけを考慮して
「南30℃の屋根の傾斜が最も発電する」という定説があるようです。
しかし、実際は地球の大気圏外に到達した日射が大気中の分子や浮遊粒子によって散乱して地表に到達する「天空日射」があることを考慮すべきです。
よって、屋根は急こう配にするよりも、勾配を緩くしたほうが全方向からの天空日射を多く受けることができます。
また、夜の帰宅時間から消費する電気量は増えますので、日没の太陽が沈む方向である南西に屋根を向け、発電時間を長くする工夫も大切です。