薪ストーブがある家に住みたい!取り入れる際の注意点とは?
2023/06/17
家をじんわりと暖めてくれて、炎で心を癒してくれる薪ストーブ。
一度は薪ストーブのある家に住んでみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、薪ストーブを少しでも検討されている方に向けて、薪ストーブのメリット・デメリット、注意点について解説します。
□薪ストーブのメリット・デメリット
*薪ストーブのメリット
1つ目は、やわらかな暖かさがあることです。
薪ストーブは薪の量と空気の調整で火力を調節できます。
輻射熱でじんわりと身体や家全体を暖めてくれるので、心地よい暖かさを感じられます。
2つ目は、薪が燃える炎と音を楽しめることです。
薪ストーブの扉は耐火ガラスのタイプが多いので、扉を閉めても薪が燃える炎と音を楽しめます。
木の種類によって味わえる炎の形や音、香りが異なるので、それもまた楽しみの一つになります。
3つ目は、電気代や灯油代がかからないことです。
燃料は薪のため、もちろん電気代や灯油代はかかりません。
なお、被災時や停電時の際に明かり・調理・暖房の機能を担ってくれるため、緊急時は非常に役立ちます。
*薪ストーブのデメリット
1つ目は、薪集めや薪割りが大変なことです。
薪集めや薪割りはある程度時間を確保する必要があります。
薪は伐採から数年かけて乾燥させるので、数年分を薪小屋に保管しておけると安心です。
2つ目は、暖まるまでに時間がかかることです。
家全体が暖まるまで、最大で1時間程かかる場合があります。
必要な場合は電気ストーブやエアコンなども組み合わせて使用すれば安心です。
3つ目は、煙突の煙が近隣に影響を与える場合があることです。
風向きや煙突の位置によっては薪ストーブの煙を気にする方もいらっしゃるので気をつけましょう。
□薪ストーブがある家に住みたい方が知っておくべき注意点とは?
薪ストーブがある家で後悔しないために、知っておくべき注意点を3つご紹介します。
*間取りを工夫する
煙突掃除といったメンテナンスのしやすさを考えて、煙突を真っ直ぐ伸ばせられるように2階の部屋の配置を工夫しましょう。
また、薪が補充しやすい間取りにすることも大切です。
*設置場所に気をつける
薪ストーブの設置場所は法律によって定められており、ストーブの設置場所の周囲には、ある程度の空間が必要です。
なお、薪ストーブは床に直置きするのではなく、炉台や遮熱壁を取り付ける必要があるので、覚えておきましょう。
*近所迷惑にならないように対策をする
薪ストーブの煙や臭いは、近所迷惑になることがあり、最悪の場合トラブルに発展する可能性もあります。
トラブルを未然に防ぐためには、ストーブの煙が近所の家に影響を与えないか、風向きの状況などを事前に調べておくと良いでしょう。
また、定期的に煙突掃除を行ったり、乾いた薪を使ったりすることもトラブル対策として有効的です。
□まとめ
薪ストーブは機能面に優れているだけでなく、心も満たしてくれる素敵なアイテムです。
しかし、デメリットも存在するので、メンテナンスや管理がしっかりとできるかどうかを考慮した上で導入するか否かを判断することが大切です。
注意点を踏まえて、ぜひ薪ストーブのある家で幸せなひとときを過ごしてみてくださいね。