冬に新築を建てる予定の方へ!着工に適した時期とは?
2024/01/22
着工はどの時期が最も適しているのか気になるという方も多いでしょう。
特に雪国の地域にお住まいの方の中には、雪が降っている状況で新築を建てても大丈夫なのか不安に感じる方もいらっしゃいます。
そこで今回は、冬に新築を建てるメリット・デメリット、着工に適した時期をご紹介します。
これから新築を建てる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
□冬に新築を建てるメリット・デメリットは?
長野地域は冬の方が職人さんが集まりやすい
職人不足が進む中で、どうしても春着工の方が多くなります。
春から年末にかけては職人さんの取り合いがどうしても起こり
工期を守ることが大変な時も増えてきました。
秋着工の春完成の方が比較的工程が守られやすいです。
冬でも夏でも基礎工事はコンクリートを使うので注意が必要です
基礎工事は1月2月は雪の心配や凍結の心配で現場の対応が大変になるので避けたいところです。
工事によっては進めるしか仕方ない場合もありますが、雪対策やコンクリートの凍結対策で
余分な費用が掛かります。養生期間も長くなるのでその後の工程には日数を多く取って置くことが大事です。
しかし、凍結さえしなければ、乾燥がゆっくりなのでコンクリートの強度はしっかり出ます。
夏は外気温が高いので、コンクリートが過度の早い乾燥で強度不足になり、
数年経つ頃基礎表面がボロボロ剥がれ落ちることが稀に有ります。
コンクリートを流し込む前に、鉄筋や型枠に散水して水分を与え冷やすことが重要です。
また、打設後も表面から乾燥が早く強度不足になるので、散水をして乾燥を防ぐようにします。
夕立ちでも来てくれて水が溜まってくれれば最高の水中養生になります。
過度の乾燥でひび割れが起こりやすいこともあるので、散水や直射日光を避けるためのシート掛けなどが重要です。
しかし、しっかり養生をすれば強度が出るのは早いので、その後の工程は早く進めることができます。
□着工に適した時期はいつ?
ここでは、着工に適したおすすめのスケジュールを2つご紹介します。
・3から5月に着工、8月から11月に竣工
・9から11月に着工、2から3月に竣工
以下より詳しく解説します。
1つ目の春に着工し、秋に竣工のスケジュールであれば、基礎工事の際に凍害やひび割れが発生する可能性は低いです。
ただし、上棟の時期に梅雨と重なる恐れがあり、雨除けのための対処が少し大変です。
2つ目の秋に着工し、春に竣工のスケジュールも同様に、基礎工事の際に凍害やひび割れが起こる心配は必要ないでしょう。
ただ、冬場は内部の作業が進みますが、外部は雪で影響が出る日が増えるでしょう。特にカーポートやアプローチの工事は
雪に左右されやすいです。
雪の降る地域では、除雪をしながらの作業となる可能性もあるため、追加料金が発生するかしないか、施工会社に事前に確認しておきましょう。
また、天候を完全に予測することは非常に難しいため、どのような天候に対しても、しっかりと対策を施してくれるか確認しておくことも重要です。
□まとめ
着工に適した時期は、真夏と真冬を避けたスケジュールです。
冬に工事が行われる際は、除雪作業が必要になる場合もあるので、追加料金が発生しないか施工会社にあらかじめ問い合わせておきましょう。
新築を建てたいとお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。