これから家を建てる方必見!地盤調査の結果が悪い場合の対処法とは?
2023/05/11
家を建てる際には地盤調査が行われますが、一体何のために行っているのか理解していますか。
また、地盤調査の結果が悪かった場合、どのような対策が必要になるのか気になる方も多いでしょう。
そこで今回は地盤調査は何のために行われるのか、結果が悪い場合の対処法についてご紹介します。
□地盤調査は何のために行われる?
地盤調査とは、家を建てる前に地盤の強度や地盤状況を確認する作業のことで、家を建てる予定の方は必ず行う必要があります。
地盤調査は家を建てるのに安全な土地かどうかを判断するために行われています。
もし、地盤が弱い状態の土地のまま家を建ててしまったら、地盤が家の重さに耐えられず結果、家が傾いてしまいます。
そうならないように家を建てる前に家を支えられるだけの地盤の強さがあるかどうか調査し、もし強さが不十分な場合は地盤を強くするための補強工事を行います。
そうすることで、家が建ってからも安心・安全に暮らせるようになります。
実際に地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験という地盤調査で行われるのが一般的です。
地盤調査というとボーリング調査を想像される方も多いと思いますが、ボーリング調査は詳細なデータが手に入る分、かなり費用がかかってしまいます。
□地盤調査の結果が悪い場合の対処法とは?
仮に地盤調査の結果が悪い場合は、地盤改良が必要になります。
地盤改良は、建築予定の建物が木造かコンクリート造かによって異なりますが、地盤状態に応じて採用される工事には、以下の3種類が挙げられます。
・表層改良工事
・柱状改良工事
・鋼管杭工事
*表層改良工事
軟弱地盤の層が地表から約2メートルの場合に行われる工事です。
作業内容としては、表層地盤を約1メートル掘り起こし、セメント系粉体固化剤を混ぜて地盤を強固にします。
*柱状改良工事
軟弱地盤が地表から2メートル以上8メートル以下の場合に行われる工事です。
作業内容は、地盤に直径40センチメートルから60センチメートルの穴を掘り、その中に固化剤を入れて柱状体を作り、土との摩擦抵抗で建物を支えます。
*鋼管杭工事
地盤がかなり悪い場合に行われる工事です。
軟弱地盤が深く、その下に強固な支持地盤がある場合に適している工法です。
作業内容は、杭を支持地盤まで打ち込み、建物を支えます。
□まとめ
今回は、地盤調査についてと結果が悪い場合の対処法についてご紹介しました。
地盤調査の結果が悪かった場合、補強のために追加で料金がかかるので、余裕を持った資金計画も必要になります。
安心・安全な家を建てるためにも土地を選ぶ際は慎重に選ぶようにしましょう。