ZEHとは?基準やメリット・デメリットについてわかりやすく解説②基準の説明
2023/03/31
基準を満たす3っつの条件
ZEHとして認められるためには「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つの基準を満たす必要があります。具体的には、以下の数値目標となります。
■ 基準1
「断熱」と「省エネ」で、エネルギー消費量を20%以上カットできる。
■ 基準2
「断熱」と「省エネ」でカットしきれなかったエネルギー消費量を、「創エネ」で100%以上カバーできる。
「断熱」
寒暖の影響を受けにくい高性能な断熱材やサッシ、窓などを採用し、外壁や屋根の断熱性能を向上させることにより、冷暖房にかかるエネルギーを極力抑える。
「省エネ」
家庭内の消費エネルギーと創り出すエネルギーを管理するシステム「HEMS(ヘムス)」の導入や、電気消費を高性能なエアコンや高効率な給湯システム・LED照明など、省エネ効果の高い設備を取り入れる。
「創エネ」
太陽光発電システムや家庭用燃料電池などの設備を搭載し、必要なエネルギーを創り出す。
なおZEHは、「ZEH」「Nearly ZEH」「zeh Oriented」と3種類に分類されます。太陽光が少ない北国や必然的に屋根の面積が狭くなる都市部の狭小地など、地域や立地を基準に数値目標を緩和しています。
・ZEH :地域・立地の指定なし
・Nearly ZEH :寒冷、低日射、多雪地域
・zeh Oriented :都市部狭小地、多雪地域等