新築住宅の引き渡しまでの流れをご紹介!注意点もあります!
2023/04/26
新築住宅の売買契約から引渡しまで、簡単に済む手続きだけではありません。
いろいろ手間がかかるものや、やるべきことがたくさんあるのが新築住宅です。
そこで今回は、契約から引渡しまでの流れと、引き渡しの注意点をご紹介します。
□新築住宅の引き渡しまでの流れをご紹介!
新築住宅の売買契約から引き渡しまでの流れは以下の通りです。
1.手付金の支払いと売買契約の締結
2.住宅ローンの本申込と必要書類の提出
3.住宅ローンの承認
4.内金の支払い
5.引越し業者の選定
6.建物が完成し、引き渡し日の調整
7.司法書士へ必要書類を提出
8.引渡し前の立会い検査
9.補修工事とその確認
10.金銭消費貸借契約
11.残金決済・引渡し・登記申請
□引き渡し時の注意点とは?
新築住宅の引き渡しに関しては、トラブルが発生することがあります。
ここでは、引き渡しの時の注意点を3つご紹介します。
*未完成の住宅の引き渡しはダメ
工事や完成が遅れた場合、引き渡し予定日に引き渡しができなくなります。
そのため、引き渡し日の延期について売主と買主が話し合う必要があります。
しかし、中には売主がまだ完成していない住宅を無理矢理に買主へ引き渡そうとするケースがあります。
実際、売買代金の全額を支払うように請求だけしてきて、引き渡しを受けられないということがあります。
引き渡しと代金の支払いは同じ日に行うものなので、売主からそのような申し出があったとしても、きっぱりと断ってください。
建物が完成するまでは、代金を支払わないと伝えておきましょう。
*引越し日の設定にもゆとりが必要
先程お伝えしたように、完成日や引き渡し日が遅れてしまうことはよくあります。
そのため、買主側も対策をしておくことが大事で、引越し日にゆとりを持たせるようにしましょう。
例えば、引き渡し予定日と引越し日の間には、10日以上はあけておくとよいでしょう。
そして、完成日が近づいてきた段階で工事が遅れていないか売主に早めに確認してください。
遅れている場合は、引越し日の変更を検討する必要がでてきます。
*完成が遅れたときの注意点
完成が遅れている建物の多くは、遅れたという焦りから、雑な工事や手抜き工事が増えてしまいます。
その結果、施工ミスのある住宅を引き渡される可能性があります。
そこで、買主はその対策として引越し日にゆとりをもたせ、日程変更にも柔軟に対応できるようにしておくことが重要です。
なお、完成検査には専門家のチェックをしてもらい、施工ミスがあればその補修を売主に伝えましょう。
□まとめ
引渡しまでの流れはやや複雑ですが、あらかじめ把握しておくことで、スムーズに新築住宅を建てられます。
買主は、引越し日にゆとりを持たせることで、引き渡し日の変更にも柔軟に対応できるようになります。
施行ミスで被害を受けないためにも、専門家のチェックやゆとりのあるスケジューリングが大切です。