22年前の新築、注文住宅の断熱性能を見る壁の温度です。
2021/10/28
おはようございます。長野市で新築注文住宅や無垢材、自然素材を使った健康住宅、オリジナルデザインのお洒落な内外装、
屋根外壁リフォーム、水回りリフォーム工事を請け負っているHOPE建築工房です。
ZEH住宅に床下エアコンで床暖房の様な床が暖かい省エネ住宅をお勧めしています。
今日は私、大日方和仁の家の断熱性能を紹介いたします。
新築は1999年、平成11年12月の完成です。自分設計の注文住宅です。欅や杉、楢、栂と言った木材を柱や内装に使い、
壁は自然素材の通気性クロス(紙とコットンの混合紙)を使い、ビニールクロスの匂いは避けました。
木製建具は無垢材の杉や欅を混ぜ込みオリジナルデザインで建具屋さんに造ってもらいました。
外壁は打ち放しコンクリート風にしたくて、モルタル金鏝仕上げのままにしました。
当時は高断熱高気密の家造りが始まりつつあり、気密性能を重視した家の経年変化が心配で踏み込めない工務店も多い時代でした。
平成に入り北海道、青森では高断熱高気密の家を建てる業者が出てきました。
それを真似して長野市でも建てる工務店がありました。しかし、10年程経つと気密シートを貼った壁の中に、
家の中から出た水分が侵入して内部結露が蓄積して、木材が蒸れ腐り土台から駄目になるという現象が現れました。
それを知った長野市の工務店は、修理費に莫大な費用が掛かる欠陥住宅として訴えられることを恐れて、
会社を閉業してしまいました。被害を受けたお客様は泣き寝入りの悲惨なことになってしまいました。
北海道、青森の業者はその莫大な修理を会社責任として行い大きな信用を得たという話もあります。
私自身は気密シートを貼ることに大きな不安を感じていたので気密住宅は建てませんでした。
自宅を建てた頃は、高断熱性能より予算重視の考え方でそこそこの断熱性能で我慢してしまいました。
後でそれに後悔することになりましたが、直しには相当な費用が掛かるのであきらめてきました。
だから今は新築時の性能を上げることをお勧めして理解してもらえるように説明しています。
自宅は平成4年基準と平成11年基準(次世代省エネ基準)の中間的な断熱仕様です。
今日は壁の温度測定をご覧ください。
前々回の3地域ZEH対応住宅は内外の差が10度以上ありましたが、今回は1~3度の差でした。
このくらい性能が違うから暖房効果も違い、熱が逃げているので光熱費が増えるわけです。
家を暖房する=地球を暖房する=光熱費が増える ことになります。
CO2排出を抑えることをいろんな分野で協力する必要があります。
私自身も外壁の断熱改修をそろそろ実行したいと考えています。
工事をするとしないとかでなく、御自宅の状況を知りたいと思われる方はご相談ください。
温度計を持ってお伺いいたします。相談料は無料で結構です。まずは状況を知って頂きたいです。
よろしくお願いいたします。